上七軒とは
上七軒とは
京都市上京区真盛町から社家長屋町に位置する花街です。地元の住民は「かみひちけん」と発音します。
室町時代に北野天満宮の再建の際に残った社殿の余材を使って7軒の茶店を建てました。これが「上七軒」の由来で、桃山時代に豊臣秀吉が北野で大茶会を開いた折に茶店側は団子を献上したところ大いに誉められて以来、また西陣の結びつきで花街としての繁栄を極めています。毎年春になると『北野をどり』、秋には『寿会』が上演されて少数ながらにして良い技芸を磨き披露しています。
上七軒界隈のご案内
上七軒盆踊り
上七軒の店舗の会「匠会」と芸舞妓さんらの歌舞会主催で毎年行われる盆踊りには地域の皆様や観光の方々と一緒にやぐらを中心に踊ります。匠会と芸舞妓さんは揃いの浴衣を着ています。屋台も多数出て毎年大勢の人で賑わいます。どなた様も大歓迎です!
秋のずいき祭り
毎年10月1日から5日まで行われる北野天満宮の秋のずいき祭りでは見事な行列が4日の還幸祭の日に上七軒をお通りされます。
芸舞妓さんも各お茶屋さんの前で拝見される様子はお祭りのもう一つのお楽しみです。
節分
節分の期間中、上七軒の芸舞妓さんはいつもと違う衣装でお座敷を回られます。「お化け」と言って芸妓さんはお座敷で趣向を凝らした衣装でご贔屓のお客様に芸を披露されます。舞妓さんは黒い襟元とかんざしは大きなぼんぼりを髪におつけになられます。